ドブ川見ながらカプチーノ

主張したいことはないです。

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楽しいヤツは面白くない





以前、テレビで日本に留学中の学生のドキュメンタリー番組を観ていた時のこと。
その学生は日本のお笑い番組を観ると、笑いながら必ず「楽しいなぁ」と言うのです。

ホストファミリーが、「アレックス、それは楽しいではなく、面白いと言うのだよ」と
教えてあげても、アレックスは「楽しいなぁ」「このネタ、楽しい」と言うのです。

その時思ったのですが、外国人に「楽しい」と「面白い」の違いを教えるとしたら、
どういう風に説明すれば分かってもらえるのでしょうか。

「楽しい」と「面白い」の違い。
これがなかなか、分かるようで分からない、でもちょっと分かるかもという、
中学生が考えたポエムみたいにムズムズするものなのです。


思うのですが、ディズニーランドに恋人と一緒に遊びに行って、互いにピグレットの耳の被り物を
つけて園内を練り歩いたら、これは確実に「楽しい」ですよね。決して、「面白い」ではない。
心がワクワクするような、次はどんな乗り物に乗ろうか?とテンションが上がる楽しいシチュエーションです。

しかし、法事にて、お経を聞きながらコックリコックリいっている親戚のおじさんに、
バレないように後ろからピグレットの耳を被せることに成功したら、これは確実に「面白い」ですよね。
思わず吹き出してしまうような、笑いが抑えられない面白いシチュエーション。「楽しい」ではない。

ピグレットの耳の被り物という同じアイテムを使っているけれども、一方のディズニーランドでは
「楽しい」という状況になり、一方の法事では「面白い」という状況になる。

ここに何か、「楽しい」と「面白い」の分水嶺が存在します。


もう少し例を挙げると、街中でいい歳した男がミニスカートの女子高制服を着て普通に信号待ちしていたら、
写メを撮りたくなるぐらい面白いじゃないですか。実際、この前街中で40代のオッサンJKを見かけて、
いろいろな趣味が世の中にあるもんだと興味深く見てしまいました。

でも、どんなに変な格好をしても、ハロウィンの仮装パーティに出席していればとても楽しいように
見えてしまう。不思議ですよね。ここから導き出されるものはなにか。

「楽しい」と「面白い」には愉快でおかしみな要素を含んでいることは共通しているけれども、
そこに意外性が含まれるかどうかで違ってくると思われます。

吉本新喜劇のチャーリー浜の定番ギャグで「ごめんくさい」というものがあります。
これは普通のサラリーマン風の男が「ごめんください」と挨拶するのではなく、
「ごめんくさい」と挨拶するという内容です。
真面目そうな外見なんだけど挨拶がふざけているというギャップがあるので、
観客は笑ってしまう。「やられた!」という意外性があるので、「面白い」と評価される。

ピエロは、愉快な芸をするという点でチャーリー浜と同じですが、見た目がすでに愉快ですよね。
「今からおかしみのあることをしますよー!笑顔にさせまっせー!」というメッセージが
外見からビンビン伝わってくる。見た目とやることにギャップがない。
意外性がないので、ピエロは「楽しい」と評価される。


クラスにお調子者っていますよね。ひょうきんで、今にも愉快なことを仕出かそうとしている人。
ちびまる子ちゃんの山田くんみたいな、「アハハー 教壇でおしっこするじょー」とか言うヤツ。
そこまで極端じゃなくても、愉快な雰囲気でいつもみんなを笑顔にさせている人はいる。

確かに、そんなヤツはクラスの輪の中心にいて、人気者かもしれない。
でも、ソイツは楽しいヤツではあるかもしれないが、決して面白くはないのです。

これね、僕がひがんで言っているわけではないですよ。愉快な雰囲気を醸し出して
愉快なことをするヤツは全員、楽しいヤツなのです。面白くない。

面白いヤツっていうのは、いつもクラスの隅っこにいて、ねっちりと物思いにふけっているヤツのことですよ。
真面目そうな雰囲気なんだけど、言うことはとても愉快。これはねぇ、まさしく面白いヤツですよ。
「やられた!」って思うものね。意外性がある。

これを読んでいるあなた、クラスの人気者に対して「アイツは全然面白くない。俺のほうが面白い」と
心の中で思っているかもしれませんが、これは正解です。「面白いヤツ」はクラスの輪の中心にはいません。
面白いヤツはいつだって郊外のひっそりとした路地裏に店を構えている。

楽しいと面白いは元々、土俵が違うのです。だから堂々と、胸張って言いましょうよ。
あなたは楽しい人です。私は面白い人です。


雑誌なんかを読んでいると、女の子が彼氏に求める要素は「面白い人であること」がいつも
上位にきていますが、それは本当なのかと。クラスの中心にいて、人望も厚い
楽しい人が好きなんじゃないかと、僕は思うわけですよ。

まぁ、自然に考えて、ねっちりと、何を考えて何を言い出すのか分からないような人よりも、
愉快で親しみのある雰囲気を出しつつ、周囲の人を笑わせている人がいつの世も女性にモテますからね。

だからね、郊外で人知れずお店を開いている諸君。
「私は面白い人が好きなの」という言葉に釣られてはいけません。
気合入れて鼻をフガフガさせてガンガンアプローチするのは早計です。

アイツらの指す「面白い」とは、カジノとかグローブ座とか巨大デパートという、
都市の中心部に建っているような、とっても楽しいヤツらのことを言っているんですよ!

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  1. 2014/03/15(土) 23:35:35|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

成る程!これは面白いなあ!!
今、確かに僕はこの考えに驚かされて「面白い!!」と思ってしまいました。
流石脱兎さんですね〜
  1. 2014/03/24(月) 22:26:22 |
  2. URL |
  3. ぺー #-
  4. [ 編集 ]

じっけんみたぉ

疑問、実験
ぜぇーんぶみたぉ
面白かったー。うふふ
じゃあねーばいばい。うふふ
  1. 2014/04/03(木) 23:11:24 |
  2. URL |
  3. かぉたぉ #-
  4. [ 編集 ]

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