ドブ川見ながらカプチーノ

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気遣い使いに気づきたい




常日頃から思っていることなのですが、人がする気遣いに全て気づきたいんですよ。

例えば、エレベーターに乗る時に「何階ですか?」と聞いてくれたり、
「水もらえますか?」と言ったらペットボトルのキャップを外して渡してくれたり、
「ボールペンを貸してください」と言ったら手元のメモ用紙にインクが出るか試し書きして
渡してくれたり、そういう気遣いを全部まるっと気づきたいんですよ。

やっぱり、他人のやってくれる気遣いというものは、自分が気遣う側の人間じゃないと
分からないものじゃないですか。

自分は全部やってもらって当然ジャーンという、子どもがそのまま年食って大きくなって
屁こいて寝ていただけの大人っていますけど、そんな人間は他人の気遣いに対して何も感じず
ずっとスルーし続けてしまうだけだと思うんですよね。

気遣いという文化はとっても日本的で、静かで、謙虚なものです。
基本姿勢は相手に気づかれないようにすることです。
あくまで、自然に。気遣いなのか何なのか分からないぐらい迷彩をかけるのがミソです。

「はい!今からね、僕がね、あなたにね、気遣いをみせますからね。
目ん玉かっぽじってよーく見てていただきたいんですけれどもね、はいよーっ!」
と意気込んでやるものではない。相手が不快に思わないよう、軽く一手間加えるだけ。
この一手の妙の達人が世の中にはいるんですよ。

石田光成も若い頃、鷹狩りから帰ってきたお客にお茶を差し出すときは一杯目はぬるく、
二杯目は少し熱めに、三杯目は熱々にするという気遣いをしていました。

やっぱり汗を流して帰ってきた時はグイッとお茶を飲みたいじゃないですか。
マニュアル通りに熱々のお茶でおもてなしするのではなく、ぬるめのお茶をまずは差し出す。
それがなんとスマートなことか。シビれてしまいます。


先輩とカラオケに行ったりするじゃないですか。フリータイムでドリンクバー付き。
最高の時間ですよね。そんな時は必ず、僕は先輩がジュースに氷を何個入れるか確認しています。

人によってジュースに氷を何個入れるかは全く異なります。
キンキンに冷えているジュースを飲みたい人はアホほど氷をたくさん入れますし、
申し訳程度に一個だけ氷を入れる人もいれば、俺はジュースを飲みにきたんだ。味のしない氷なんかいらねぇぜ、
と氷を断固として入れない人もいます。

なぜ氷の数を覚える必要があるのかというと、カラオケの合間にジュースをくみに行くとき、
その人が思う最適な氷数を入れてあげたいんですよ。自分のいちばん丁度いい氷数でジュースを飲めば、
最高に美味しいじゃないですか。

氷がチビチビになっていたら、新しいのと取り替えてあげる。
ウーロン茶の次にメロンソーダを飲む場合は、一度水でコップを洗ってからジュースをくむ。
ストローをさして飲む派だった場合は、必ずストローをつけて持っていく。
カラオケ部屋の奥の席の人には積極的に「ジュース何にします?」と声をかける。

これらの気遣いを全てやったところで、多分、気づかれませんよ。
「カラオケ楽しかったな」という印象だけで、ジュース美味しかったなぁ、なんて残りません。

けれども、「気遣いした相手に気づかせない」という一点こそが、気遣いの真髄なのです。
相手にした気遣いは決して報われるものではありません。そっと自分の心にしまっておくだけです。

なんと奥ゆかしいんでしょう。自分を抱きしめたくなります。お前は誰に言われるでもなく
よくやってるよな、俺は知ってるぜ。そんな感じです。いいですよ、気遣い。
自分で自分を肯定するしかないから、自然と自分が好きになる。おすすめです。

そんな性癖があるもんですから私、誰に気づかれるでもない気遣いをしている人を見かけると、
肩をポンと叩いて「お前もか。本当によくやってるよ。あまり人に気づいてもらえないかもしれないけど、
腐らずにその生き方を貫いてくれよ」と声をかけてやりたくなります。
そういう人を見かけると愛おしくてたまらない。


一般的に、いっぱい気遣いをしてやろうという人はそんなにいません。
そりゃ、すぐ結果が出るもんじゃないし、他人は他人なんだからやらなくたっていいジャンと
おっしゃるのはもっともです。

けれども、世の中に隠された数多くの気づかれない気遣いを見つけて採集し、
心の中にそっとしまっておく趣味があってもいいんじゃないかと思います。

スタンド使いはスタンド使いと惹かれ合うと言いますが、気遣い使いに出会ったときは
目配せして、無言の合図を送り合うのもオツかと思います。




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  1. 2014/03/09(日) 23:47:21|
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