ドブ川見ながらカプチーノ

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サッカーはブラック企業だ






あるパチンコ店の裏側について書かれた本を読んでいるときに気になった
箇所がありました。



以前働いていたパチンコ店では、昼休みという制度があるが、
店内で働いている従業員の誰一人として昼休みでバックヤードに戻る者はいなかった。
休むよりも働いていた方が楽だからである。

それはなぜか?
店内には常時5人のスタッフがいて、それぞれ担当しているラインがある。
客からの要望が矢のように降りかかってくるので、基本的に休むヒマはない。

それでいてお昼も営業は続くから、全員がお昼休みをとるとすれば、
一人ずつ30分間の休みをとることになる。

そうすると、5人でも大変な店内を、4人でまわさなければならなくなる時間が発生する。
自分が30分間の昼休み休憩をとったとしても、120分は店内を4人で駆け回る時間がある。
この120分は肉体的にも精神的にもつらい。

一人の不足分を補うために走り回っていると、次第にこう思うようになるのだ。
「誰も休まず全員が働いていれば、もっとラクになるのではないか」と。



いわゆるこのパチンコ店はブラック企業と呼ばれるものですよね。
本来は休めるべき時間であるにも関わらず、働かざる得ない状況になっている。
昼休みがあるならば、堂々と休めばいいじゃないか、そう思いますよね。

でも、このパチンコ店での例をみると、昼休みをとらないで全員で働いていた方が
確実にラクになるのです。「働いていた方が休みになる」という奇妙な結論になっている。

僕はこの話を読んだ時、サッカーの例を想像しました。

サッカーは1チーム11人でやりますよね。11人が試合中、休むことなく動き続けている。
疲れた選手は、端っこの方で休んでいたらいいじゃないか。いえいえ、1人でも欠けると
チームの戦力が下がり、連携も絶えてしまうから疲れていても最後まで走り続けなさい。
なるべく全員が動いている方が望ましい。誰一人、脱落してはいけませんよ。

これですよ。完全にブラック企業の発想じゃないですか。
サッカーはブラック企業だったのです。

まぁ、別にこれはサッカーではなくチームスポーツ全般に言えることですよね。
野球だって9人全員出場で望まなきゃいけないし、アメフトだってそう。
試合中に疲れた選手が他の人の邪魔にならないところに座って水を飲んでいるということは
ありえません。チームスポーツは全員が全員がんばることが前提にあります。

全員がんばるという精神は大変すばらしいものですが、これを仕事に持ってくるとおかしなことになるのです。
先ほどのパチンコ店の例でいくと、文章を見る限り、チームスポーツでもやっているかのような
人員の配置をしていますね。要するに、必要な労働量に対し、必要な人員しかいないという状況です。

労働量に対して相応な人員を配置することは至極当然ではないかと思われるのですが、
そういう状況では、誰も休むことができないということになります。
1人が欠けると全員がその負担を背負わなければならないのならば、誰も休みをとることはしない。
休みたいけど休めないではなく、休むために働く、という発想になってしまう。

理想をいえば、必要な人員プラス1人がいればいいんですよ。
常に余剰な人員がいる状況。これならば、1人ずつ代わりばんこで休んでもOKです。
休む用の人員の枠を作っていれば、組織として長く続けることができる。
そもそも、組織ってそういうものじゃんね。チームスポーツとは違うわけですよ。


僕が大学生の頃、徹夜マージャンをよくやっていました。
18時から朝の10時くらいまで、ずっとジャラジャラとマージャンをやるのです。

徹夜マージャンをするためには、必ず5人いなければなりません。4人じゃないんです。
マージャンは基本的に4人専用のゲームなので、5人だと1人がヒマになりますよね。
でも、そのヒマな人がいてくれないと徹夜でマージャンはできないんですよ。

なぜかというと、4人がマージャンをして、1人が寝るという交替サイクルにすると
適度に休みがとれて半永久的にマージャンを続けることができるからです。

4人だけで徹夜マージャンをすると、1人が疲労のため頭おかしくなって飛んでしまえば、
もうそこでゲームを続けることができなくなってしまうのです。
チームスポーツは必要な人員のみで戦うものですが、徹夜マージャンはこれではいけません。
必要な人員プラス1人の体制じゃないとマージャンは長く続かない。
徹夜マージャンは極めて組織的にやらないと成立しないのです。


さてさて、ここまで書いておいてなんなのですが、
現代の職場は専門的な分野だけを担当している場合も多くあるので、必要な人員プラス1人という
理想を叶える必要がないこともあります。

極端な話、看護師が医者の代わりを務めることはできないですよね。
医者という専門的な立場にいる人は替えがきかないということで、要するに休めないということです。

ほどほどに休んで、ほどほどに仕事したい人であれば替えがきく組織的な仕事を選んだ方がいいでしょうし、
使命感に燃えて仕事に打ち込みたい!という人であれば専門的でチームスポーツな仕事を選んだほうがいい。

悲劇なのが、ほどほどに休みたい人が会社にチームプレーを要求されることですよね。
会社の要望と労働者の要望のねじれが、ブラック企業が誕生したきっかけなのは間違いありません。

ほどほど休んでほどほどに仕事をしたいという僕みたいなタイプの人間は、
チームスポーツのような精神を掲げている企業に就職すると大変なことになるかも。
間違っても自衛隊にはいけないね。



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  1. 2014/02/12(水) 23:25:35|
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