ドブ川見ながらカプチーノ

主張したいことはないです。

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感情で遊ぼう




遊園地には寂しさの要素が足りないと思うのですよ。

なぜディズニーランドは世の女性を虜にするのでしょうか。
なぜ女子会で「彼氏にランドに連れて行ってもらった」と報告すると他のメンツよりも
気持ち上に立つことができるのでしょうか。なぜティンバーランドは大学生に人気なのでしょうか。

それは、遊園地は人間の感情を呼び起こさせるようにできているからです。

人間には「喜怒哀楽」という、血液型占いのようなざっくばらんな感情の分け方がありますが、人気の遊園地はこの全ての感情が発生するようにできています。

社会で一人前に生活するには、理性で感情をコントロールすることを第一に要求されます。人前で感情を出すな。感情的に物事を考えることは恥ずかしい。純情な感情は三分の一だけにしろ。しかしながら、いつも100%理性的であり続けようとすると人間はいつか潰れてしまいます。遊園地では、こうした日常で抑えられている感情を解放させる場として人気なのです。


それではどのようにして遊園地は来園者の感情を引き出しているのか?
順に見ていきましょう。

まず「喜」ですが、これは遊園地に辿り着いた時点でクリアしています。
やっと着いたぞって。
やっとの思いで討ち取った敵将の首級を上官に見せるときはワクワクしまよね。
それと同じで、一日パスポート券を係員に誇らしげに示した時に喜びは最高潮に達しているのです。

次に「怒」ですが、これは「園内の人多すぎ!」ですぐにクリアです。
人気のアトラクションは平気で2時間待ちの行列とかありますからね。
人間は待つことによって一番ストレスを感じる生き物ですから、
あみん なんかは胃に穴を開けながら恋人を待っていたことで有名になった歌手です。

そして「楽」があるのは遊園地なんですから当たり前ですよね。
去年の冬に僕はスノーボードをやり始めたのですが、どうして人間はたかだか「雪の上を滑る」という単純な事をしただけで、こんなに楽しい思いをしなければならないのだろうと思ったことがあります。地に足をつけて歩く以外の方法で動くだけでめっちゃ楽しいなんて、その単細胞ぶりがむしろ悲しくさせます。

遊園地でしこたま遊び、夢のような時間が永遠に続くと思っていたがそこは儚い願望。
夕日が落ちて帰りの新幹線の時間を気にするようになってから人は最後、「哀」しくなるのです。夜になり、昼間の体力がすっかり無くなってグッタリしている頃にふとトイレの鏡を見ると「なにミッキーの耳なんかつけてはしゃいどんねん」と自分を客観視して哀しくもなります。

このように、遊園地には様々なシチュエーションで人間の感情を揺さぶる要素が含まれています。ですが、ここで一つ疑問が浮かびました。

人間の感情には間違いなく「寂しさ」というものがある。
全ての感情を解き放つ場にふさわしい遊園地にこの「寂しさ」が足りないのではないか?と。

そこであえて、誰もがめっちゃ寂しくなれるアトラクションを作ったら、完全無欠の遊園地として絶大な人気を得られるのではと僕は考えました。

例えば、体育館のような大きめな無人施設をつくり、はじっこの方にパイプ椅子を置いておいて、そこに座ってもらうとかね。これめっちゃ寂しいでしょ。誰も居ないだだっ広い空間に、
自分一人がずっと座っているだけのアトラクションですよ。泣ける。

その他で考えられるとすれば、「寂しいバッチ」を胸につけているだけで、
園内のスタッフ全員に話しかけても無視されるアトラクションとかね。
あんなに笑顔に他の客を誘導しているスタッフが、自分にだけ冷たいんですよ。
めっちゃ寂しいですやん。


しかし、いくら「寂しい」をテーマにアトラクションを考えても、なかなか心を揺さぶるような「寂しい」を見つけることはできませんでした。

こうなったら現場に行って実際に見て来た方が早いじゃないか。
そう思い立ち、先日の休みに近所の遊園地に行ってきました。

はてさて、どんな「寂しい」が見つかるのか?

ほうほう、やはり晴れているだけあって人が多いですね。
あそこには親子連れがいるよ。子どもがはしゃいでいるね。

ふむ、ゴールデンウィークだからか、カップルも多いなぁ。手つないじゃって。あれま。
むむ、修学旅行でやって来ている集団がいるぞ。友達同士で遊ぶと楽しいんだよなぁ。

みんな楽しそうだなぁ。みんな、そうか、みんな。みんなはみんなで来ているのか。

・・・。

一人で遊園地来るんじゃなかった。めっちゃ寂しい。


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  1. 2014/05/18(日) 22:03:06|
  2. 日記
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