ドブ川見ながらカプチーノ

主張したいことはないです。

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折り畳み傘をバックに入れて常に持ち歩いている男は嫌いだ




いやね、折りたたみ傘について何も特別な思いなんてありませんよ。
折りたたみ傘を凶器に親を殺されたとかね、小さい頃せがんで買ってもらった大事な大事な
黄色の傘を上級生の子にバキバキに壊されて強制的に折りたたみ傘にされてしまったとかね、
そんな思い出なんて一つもないけど、やっぱり嫌いなんです。

折りたたみ傘というのは確かに便利な物です。傘は江戸時代からその姿を変えていないという、
最初から完全体のポケモンみたいなやつです。そんなポケモンを、ひと手間加えてさらに
小さく折りたためるようにした、「物はとりあえず小さくしよう」という日本人の発想から
生まれたものです。

そんな便利さゆえに、折りたたみ傘にはロマンチックな要素がないのです。

なんかね、その「用意の良さ」が嫌なんですよね。
男たるもの、その場その場の状況を瞬時に理解して解決していく力が必要だと思うんですよ。
火事の現場に遭遇して、スマホで「火事 脱出 方法」で調べているようなヤツに
男子力というものはありません。

ナイフ一本で無人島で生活できるようなワイルドさと生活力を併せ持つオスこそが、
自然界のメスにも、人間界の女性にも好かれるわけです。

だってさぁー、突然雨が降り始めて、学校のみんなが
「傘がない、どうしよう。濡れて帰るか?コンビニで傘買おうか?親呼ぼうか?」なんて
四苦八苦している中、一人だけバックから折りたたみ傘を取り出し、カチャカチャと
組み立てているかと思ったら涼しげな顔で「じゃぁまた」と傘さして帰る男、嫌いじゃんか。

なにその余裕な感じ。なにその用意の良さ。なにその、僕は自分の日常を壊されるのが嫌いなのでねという感じ。
デートで予約した高級レストランでクーポン使うぐらいロマンチックじゃないんですよね。

人生はハプニングの連続です。人間はハプニングに運命を感じてしまう生き物なんです。
突然の雨、走って雨宿りできる場所に行くと、そこに綺麗な女性が。
彼女もまた、僕と同じように雨宿りのためこの軒下にやってきていた。

「雨、強いですね」

僕が不意にそう言うと、彼女は

「そうですね。大事な服が濡れちゃって…最悪ですよね」

「僕も同じくずぶ濡れですよ。早く晴れるといいですけど」

「もしかして、あの大学の学生さんですか?」

「そうです。あなたもですか? いやぁ、奇遇だなぁ」

「ほんと偶然。そうだ、アドレス、交換しませんか?」

「え?いいんですか。へへへ。いやぁ、傘を忘れてみるもんですね」


なんて、なんやかんやあって二人は付き合い青春を謳歌して甘い時間を過ごすのです。クソッ


傘を持たないからこそ、こんなロマンチックな展開が待ち受けていたわけです。
いつでもどこでも使えるようにバックの下に折りたたみ傘を眠らせておくような男は、
美味しいハプニングに遭遇することはありません。

用意のいいやつに、神様は恋のハプニングを用意してくれないのです。
はいきた。名言きたね。近所の かよちゃん(7)が言ってたやつきたね。


傘というものはそもそも、恋の始まりの象徴とされています。
「傘」という漢字を見ても、二人仲良く笑っている様子が描かれていることが分かります。
傘は二人の距離をぐっと縮ませてくれる理由を作ってくれるBarのマスターみたいな物です。

しかし、折りたたみ傘でイソイソと一人で帰ってしまっては、逆に恋から遠ざかる結果になります。
折りたたみ傘を組み立てて傘にはできても、あいあい傘にはできないのだから。




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  1. 2013/07/28(日) 00:14:01|
  2. 日記
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  4. | コメント:4
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