ドブ川見ながらカプチーノ

主張したいことはないです。

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なんでも「草」す日本人




草野球をやってる。

それにしても、「草」野球とはとても日本人らしい謙遜した表現である。
20代の頃から近所のママ友を集めて「若妻会」という名の女子会を長年やってきたけれど、
齢40にもなるとそろそろ「若妻」なんて冠名に引け目を感じてくるので、「悠々会」という
何の事かさっぱり分からない名前に変えてようやく落ち着いたんだという母親の言葉を思い出す。

立派な球場を借りて、高校球児出身の選手揃えて、本格的に練習をしていても「草」野球だと言い張る。
どうせウチらなんて「草」でっせー。そこまで強くないでっせー。たまにエラーしまっせー。
マネージャーとしてやってくる女の子目当てにしても怒らないでねー。なんていう言い訳心が
少なからず見え隠れする。

一応、野球はしてみるけど、失敗しても大目に見てね、という心が「草」の一字に込められている。
とりあえず動画はアップしたよ。上手かったら褒めてね。下手でも批判しないでね。
所詮は 歌って「みた」 だけだし。 踊って「みた」 だけだし。みたいなもんである。

それでね、僕の守備位置は必ずレフトって決まっているんですよ。中学生の頃からずっと。
外野しかできないもんな。ボケーッと突っ立ってて、ボールが来たら捕球して内野さんに返すだけ。

ベルトコンベアで延々と流れてくるペットボトルのうち、倒れているモノを立て直すバイトに似てる。
だって打球が1球も飛んでこないで試合終わることあるもんね。

外野という守備位置は楽ですよ。観客と同じ気持ちで試合を観戦できるからね。
選手なのにお客さん気分。こんな当事者意識のないポジションなんて他のスポーツにないよ。



外野と違って内野選手は「俺たちが試合を動かしているんだ」という気持ちが強いと思う。
霞ヶ関で働く官僚達は「俺達が明日の日本を変えるんだ」という熱い気持ちで日々がんばっているけど、
僕なんて定時ですぐ帰っちゃうもんね。「お先しますわ。今日、録画したIPPONグランプリ見なきゃだし」
なんて帰っちゃう。そりゃ、外野と内野の温度差は違いますよ。

内野選手はどこどこのチームといついつ対戦した時、あのプレーはこうこうだったよね、
なんて詳細な思い出話を語ってくれるんだけど、僕なんて全然覚えてないもんね。
大会で優勝したのか敗退したのかも覚えてない。でもあんまり知らぬ存ぜぬと刑事に問い詰められた
犯人みたいに振舞っていると良い顔されないので、相手の顔色を伺いながら話を合わせて
早々に話題を切り上げるのに全力を注ぐことしかできないのです。

それで、いつも熱い気持ちを持っている内野なんですけど、その中でも輪をかけてね、
頭おかしいんじゃないかというポジションがあるんですよ。

それはキャッチャーなんですけど、捕手やる人は頭がイカれているとしか思えないね。
漫画『MAJOR』で捕手をする小学生がいたけど、そんな小さな頃から
イカれていたらとんだFunky Boyに成長しますよ。

だってさ、キャッチャーですよ。知ってますか、ピッチャーの剛速球を何度も何度も
捕らなきゃいけない。しかも邪魔くさいことにマスクしてですよ。
そんなもん、捕れるかっちゅう話ですよ。変化球も織り交ぜてきて、
なんでわざわざ捕りにくい球を投げるかね。

百歩譲って投げる球を捕り続けることは良しとしましょう。
なんでだかバッターが横に立ってきますからね。しかも何を血迷ったか、バットを振って
こちらを妨害してくるわけですよ。ただでさえマスクで見えにくい球がバットのスイングで
余計に見えにくくなるしさ、誰がこんな球捕れるか。バカにすんなよ。

しかも、しゃがんだ体勢で一試合、暑い太陽の下で交替もなくやり通さなければいけない。
こんなもん、頭イカれてる人じゃないとできない所業ですよ。

野球にはこんな専門職があるせいで、いつまで経っても世界ではサッカーほど流行らないんだと思いますよ。
ほんとね、キャッチャー職の人には頭が上がらないです。



僕は「草野球をやってます」と言っても、外野に突っ立っているだけだし、
打順が回ったら打席に入っているだけだし、頭数足りないから借り出されてるだけなのです。
特に守備の連携を考えるでもなく、こんな場面ではこんなプレーが想定されるな、というミーティングに
参加するでもなく、ただただ、「帰ってIPPONグランプリの録画を見たい」という気持ちを抱えて
試合が終わるのを心待ちにしているだけなのです。

こんないい加減な気持ちで参加しても何の問題もないので、
やっぱり「草」野球は「草野球」のままでよろしいと思うんですね。


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  1. 2013/06/18(火) 23:44:29|
  2. 日記
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救われる歌



職場の飲み会の席で、流行の歌について聞かれました。

言うてもですね、僕もまだまだ20台前半なわけですよ。ピチピチなんですよ。
築地で言ったら、水揚げされてまだセリにも出されていない状態なわけですよ。
そんなもんね、時代の最先端をいく若者ですから、ズバーッっとキメたわけです。

「AAAとか今、若い人たちに人気なんじゃないですかねー」なんてニヤニヤしながら言ったら、
僕よりも年下の女の子に「いやもうそれだいぶ古いじゃないですかー」とカウンターパンチもらいました。
いや最近の歌知らんもん。次に新しいグループ出せ言われたらGreeeenしかないもん。解散してるし。
最近の女子こわいわ。

思い返してみるとですね、高校生の頃から新しい歌の更新は全然行ってないんですよね。
「BUMP OF CHICKEN」とか、「RADWIMPS」とか、「GOING STEADY」とか、
その頃に聴きこんだ歌ばかりiPodに入って日々ヘビロテしているわけです。

そんなんでいいのかと、20台前半の若者として、セリ前に発砲スチロールの中で
ウヨウヨと泳ぎ回るサバとして、そんな姿勢でいていいのかと、
そんなんで高級料理店に高値で買ってもらえるのかと、そう思うじゃないですか。

それで上司から青春時代に聴いていた歌を尋ねてみると、その頃の歌は今でも
ふとした時に何回も聴き返しているようです。青春時代の歌で全てをまかなっている。
つまり、高校生の頃から新しい歌の更新は全然行っていないということです。



最近の歌はメッセージ性が無い、なんてよく言われるじゃないですか。
確かに歌詞を眺めていても、どこかで聞いたことのあるフレーズの使い回しだったり、
ふわっと「ガンバロウ」的な歌で終わっていたりするじゃないですか。

なんだ、またそのパターンか。なんて思っちゃったりして、
改めて「よしこの歌を聴き込んでみよう!」とはならないんですよ。

そんな最近の歌でも、若い人たちは「共感しました」「ガンバロウと思いました」
「辛い時に何回も聴いて救われました」なんて言いよるんですよ。

そうなってくると、「昔の歌の方が何倍も良いのに、そんな薄っぺらの歌で満足するなんて
最近の若い者はずいぶん耳が安いのう」となるわけです。全部僕の偏見ですけど。

でもね、それでも良いと思うんですよ。どこかで聞いたことがあるフレーズの使い回しだったり、
ふわふわしていてイマイチ核心をついていない応援歌であったり、会いたくて初期微動している
歌詞であったりしてて良いんですよ。そんな歌が毎年のように量産されてても良いんですよ。

なぜかって、思春期のうちに誰もが思い悩むのは恋愛や勉強や部活だからです。
そんな時に寄り添ってくれる歌が最近の歌なわけです。

確かにですね、こんな僕でもいっちょまえに高校の頃、淡い恋物語があったんですよ。
クラスのあの子がこっちを向いてくれただけで一喜一憂していた純な時代がありました。
部活に悩んだり、進学先に悩んだり、少ないCPUで処理落ちしながら
高校生の僕は不器用に毎日を過ごしていたのです。

そんな時にね、その頃流行った歌というのはこちらの心をガッチリと掴んでくるんですよね。
それがさっき言った「GOING STEADY」の歌だったりする。

ゴイステの歌を上の世代の人が聴いたら「どこかで聞いたことがあるフレーズだな」
「ありきたりな歌だな」なんて言うかもしれません。
それはきっと、あなた達はすでに「辛い時に救ってくれる歌が心に刻み込まれているから」です。

最新の歌なんか聴いてもオジサンたちは共感しないですよ。
だって、辛い時に一緒に乗り越えてくれる歌はもうあるんだから。
自分の青春時代に聴きこんだ曲が刻み込まれているんだから。もうそれで十分なんです。
無理して最近の歌を更新する努力なんてしなくていい。青春時代の歌で全てをまかなえるから。

でも、若い人達はまだ自分の救われる歌を持っていないから最新の歌を聴くんですよね。
それが薄っぺらな歌に感じたっていいじゃないですか。メッセージ性が無いと思ってもいいじゃない。

極端な話、昔は「南無阿弥陀仏」と一言唱えただけで庶民は救われていたわけです。
そこにストーリーなんかない。でも「あなたは大丈夫ですよ」の一言さえあればいい。

マザー・テレサだって、これから死んでいく人に「あなたを愛していますよ」しか言わないんです。
それで十分なんです。特別なことをしなくても世界中を救っている。

誰にだって救われる歌があります。嫌なことがあって、部屋を暗くして隅で小さくなっている時、
そっと寄り添ってくれる歌があります。それは多分、青春時代を一緒に歩んできた歌で、
心のふるさとに連れて行ってくれる歌なんですよね。



先日、実家に帰った時に気づいたんですが、お父上がたいそう「SKE48」にハマっておるんです。
齢50にもなろう初老が、若い女の子グループに熱を上げている姿もなかなかに
味わい深いものがありますが、最新の歌をめいいっぱい仕入れているそうな。

辛い時に聴き込む歌はあなたにはあるだろう、なんて思っていたんですけど、
なんてことない、若い女の子のダンスやプロポーションに心奪われていただけなんですね。

男はいくつになっても若い女の子の更新はし続けていくようです。





  1. 2013/06/18(火) 00:42:06|
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